介護と遺言

介護するのが一部の子だけの場合

介護を続けていくと、どうしても先のことが見えてきてしまうことがあります。
それは、介護される側が考えることもありますし、介護する側が考えることもあります。
そして、介護される側が亡くなった場合、介護する側の相続人が円満なら別に問題はないのですが、そうもいかないことが多々あります。
典型的なのは、介護するのが一部の兄弟だけで、他の兄弟は疎遠で、介護される両親の顔を全く見に来ないなどということがありえます。
このようなとき、介護する側としても、もちろん、金銭的な目的で介護しているわけではないでしょうが、いざ両親が亡くなった場合、他の兄弟と取り分が全く同一だということは、どうしても納得しがたいでしょう。
逆に言えば、介護される側としても、せっかく親身に介護してくれるのだから、それに報いてあげようと思うことは、自然なことだともいえます。
このような場合、遺言を作成しておくことで、介護される側にとっても、介護する側にとっても、お互い気持ちよく準備ができるということがあります。

遺言を作る場合には専門家に相談を

ただし、遺言を作成する場合、介護される側が、認知能力が低下していることも多いことから、注意が必要です。
介護する側が無理に遺言を作成させようとすることはもちろん厳禁ですが、仮にそうではないとしても、
普通の方が遺言を作成する以上に注意を払わなければなりません。
また、疎遠な兄弟にまったく遺産を残さないということも、遺留分がありますので、あとでトラブルになります。

そこで、このような場合には、専門家に相談して、遺言を作成することをおすすめします。

相続弁護士 本橋総合法律事務所

  • このエントリーをはてなブックマークに追加